盛況に開催! 開館2周年記念イベント「薬師寺三重塔初重斗組の解体・組み立て」

11月3日、開館2周年記念イベント「薬師寺三重塔初重斗組の解体・組み立て」を開催しました。
第一展示室には50名弱の人が集まり、熱気の中、イベントが行われました。
・館長あいさつ

・木組み隊による、解体


・部材の見学、休憩

・組み立て

・宮大工棟梁の八田さんと木組み博物館 館長の対談

・槍鉋実演と体験



解体・組み立ては、 八田棟梁、渡邉主席研究員が誘導補佐のもと、一般応募の方10名がチャレンジ、館長の説明と共に行ないました。
解体しバラバラになった部材を見ることができるのは、1年のうちでこの数十分間だけ。見学者の方も手に取りながら写真を撮ったり、八田さんに質問したりと興味深く見学。
組み立ては解体よりも難しかったようです。わずかの間に、木が膨らんだため、組づらくなっていました。
完成した塔の前で記念撮影。
2部は八田棟梁のお話と槍鉋実演でした。宮大工の神様、西岡大棟梁のもとで薬師寺西塔の再建に携わった時の話など貴重なお話しを聞きました。また、槍鉋は長くシュルシュルと丸まりながら削れる様子に、会場からは驚きの声が。5,6名の方がぎこちない手つきで体験、最後には上手に?削れていました。
最後に、CDが完成した木組み博物館のテーマ・ソングが紹介されました。ギター羽山さんとパーカッション相澤さんもご紹介。
木組み博物館は皆さまに支えられて、2周年を迎えることができました。多くのご支援をありがとうございます。これからも日本の伝統木造建築技術の文化を伝える博物館として展開してまいりますので、よろしくお願いいたします。