ごあいさつ

日本伝統木造建築への想い

 

約40年に渡り数寄屋や社寺建築などの日本伝統木造建築の施工管理に携わってきました。その中で、伝統工法で建てようとする人の減少、作り手の後継者がいない、材料が枯渇してきているなど日本の伝統木造建築の文化が、危機的状態に向かっているのを肌で感じました。

何とかしなければと思っても、一人の力ではどうにもなりません。 しかし、私には、約40年間で集めた多くの資料がありました。これをいろいろな人に見てもらい、その素晴らしさを直接感じてもらえたら・・・と思うようになりました。

これを形にしていくには困難の連続でしたが、多くの方の支えにより、博物館を開くことができました。

木組み博物館は、新しい形の博物館をめざしています。従来の展示中心型、五感体験型からより能動的で深く心に刻まれる参画型の生きた博物館にしたいと考えています。 来館された方々が、様々な伝統技術に触れ興味を持ち、また子供たちが「将来こんな仕事をやりたいな」と思い、一人でも多く継承者になってくれることを祈っています。

日本の大切な伝統木造建築の文化を後世につなげるよう、みなさまのご来館、ご参画をお待ちしております。

 

                  木組み博物館館長 谷 川 一 雄
 

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